TEDxRyukyuのオーガナイザーをしています

オーガナイザーの私自身の記録をblogにしておきます。時系列なので、一番最初が一番下にあります。そちらから読むとわかりやすいでしょう。

2010年1月29日金曜日

私とTEDの出会い

性格なのか、もう絶対安心、とわかるまでは表へ出さないタイプである。完全主義は物事の進め方としては全くよくないことは知られているが、なかなか変えられない。自分では何一つ完全であったことはないと思っているのに。。

私とTEDの出会いは、おそらく2007年だと思う。Podcastやネットのビデオ映像に興味が出始めていた頃で、ある日どこかでぶち当たったのだ。ジェームズ・ナクトウェイ(James Nachtwey)のTEDPrize Talkで、彼が長年にわたって撮影してきた世界の紛争地域や人間と環境の諸問題などに関する写真のプレゼンテーションだった。

私はものすごく衝撃を受けた。なぜなら、彼が提示したそれらの写真は、戦争や紛争、環境破壊といった人類の抱える深刻な諸問題を真正面から捉えたものであるにもかかわらず、ものすごく美しかったからだ。悲惨さの中に美しさがあるというのではない。悲惨を撮影する彼の審美的感覚が研ぎ澄まされていて、どんな状況でもビジュアルに美しく捉えてしまうのだ。その概念的な悲惨と、視覚的な美のかけ離れた感じに、ものすごく衝撃を受けた。

クリアなHDビデオで提示されたその映像をみて、「ネットで見るべき映像とは、まさしくこういうものだ」と感じた。こういうモノを広めるためにこそ、ネットが価値を持つのだ、と。

それ以来、わたしはずっとTEDTalkを見続けている。TEDのビデオは500本あるが、おそらく私は300本くらいは見ていると思う。

それが今になって、とても役立っている。

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